玉木雄一郎代表は9日、両院議員総会、及び全国幹事会・自治体議員団等代表者合同会議終了後に記者会見を行い、両院議員総会で政党分割が正式に了承され、11日に国民民主党を解党し、立憲民主党などと合流する政党と今の綱領を引き継ぐ政党とに分割することとが決まったと報告した。
玉木代表は「振り返れば、法的には民主党、民進党、国民民主党と22年間続き、一度は政権を取った政党が法的に解散するということで、大変胸に迫るものがある。両院議員総会では執行部から提案した内容が円満に了承され、8月19日の両院議員総会で決めた通り、円満かつ友好的にすべての手続きが完了した。分割協議書の中に分割後に関する条項があり、分割後においても双方の立場を尊重し、引き続き国民生活の向上に向け、円満な関係を構築するようつとめるものとするということになっている。党は変わるが、できる限りの協力をし、連携していきたい」と述べた。
今後については、「我が党の中で取り組んできた、生活者、納税者、消費者、働く者の立場に立った政策・政治をこれからも実現していかなければならない。国民民主党が育んできた、政策を提案していく、政策提案型の改革中道の姿勢がそれぞれの心に残って、それが歩む道が違っても、それぞれの中でしっかり息づき、継続されてそれが大きな力となり、日本の政治、野党の政治をより良く、前に進めていく原動力になっていくことを期待したい」と語った。