国民民主党は9日、第1回総務会を党本部で開いた。

 総務会長に指名された平野博文衆院議員は冒頭のあいさつの中で、総務会の役割について次のように発言した。「今回の新党結成にあたり大きなポジションとして総務会を規約の中に位置づけた。これまで何かあると『あの党はバラバラだ』と、あるいは違う意見を外でいろいろ言う、こういう一体感のない政党として思われてきた。今回の総務会の設立は、あらためて党の一体感をしっかり持つことが第一(の目的)だ。この総務会でいろいろいな意見を言い合い、あるいは殴り合いをするかもしれないが、そのあとはきちっとまとまって行動するという党内文化を作り上げていきたい」

 確認事項として平野総務会長が総務会の構成と運営について提案(PDFダウンロード参照)。「新しい党は、決めることはしっかり決め、決めたことは守るという新しい政党文化を作る。月に1回は地方自治体議員の11ブロックの代表者にも参加していただくようにする。総務以外の国会議員も事前に通告すれば出席して発言できるようにし、開かれた総務会としたい」などと補足提案し、確認された。

 報告確認事項として古川元久幹事長が(1)拉致対策本部(渡辺周本部長=党副代表)(2)東日本大震災復興・福島・原発事故対策本部(増子輝彦本部長=幹事長代行)――を報告し、確認された。足立信也政務調査会長が近く採決が行われる法案への賛否について報告し、さまざまな意見交換の結果、報告通り確認された。

 報告承認事項として桜井充組織委員長が新党結成に伴う都道府県連・総支部等の地域組織の名称異動等についての通知文書を発出することを報告し、承認された。

総務会について

東日本大震災復興・福島・原発事故対策本部役員構成