大塚耕平代表は10日、定例の記者会見を党本部で開いた。

 大塚共同代表は、同日の衆参両院の予算委員会で参考人として招致された現経済産業審議官で、元安倍総理秘書官の柳瀬唯夫氏の発言に言及し、「午前中からの(柳瀬氏の)発言を整理すると、『3回は会っている』『ゴルフもやったことがある』ということだ。深い関係にあったということは明らかだ」と述べたうえで、「安倍総理も一緒にゴルフをやっていたという仲で、この加計氏から相談を受けた案件を、昨年1月まで安倍総理に報告を一切していなかったということをにわかに信じることは到底できない」と指摘した。

 大塚共同代表は、「柳瀬氏が、そのような対応を取るとは信じがたい。そうなると今度は、安倍総理の発言そのものの信ぴょう性がますます疑われてきた。事実と違うことを述べるような総理大臣であるとすれば、これは、いかなる案件も総理の発言は信頼できないことになる。大変由々しき問題だ」と批判した。

 大塚共同代表は、自身の発言として報道された件について、「(マスコミの)皆さんの前でこういう発言をしたことはない」「枝野氏にはおわびをし、先方からは『自分も曲解された報道をされたことがある。気にしていませんから』という返事をいただいた」「この報道で、支持者の皆さんも誤解をしたり気分を害されたということならば申し訳ない」と述べた上で、発言については、「そうではないと明確に申し上げさせていただく」と強調した。