大塚耕平共同代表は21日夜、愛媛県から同日加計学園問題をめぐる資料が参院予算委員会に提出されたことについて記者団の取材に応じ、「資料を精査すると、総理がこれまで発言していた内容がうそである蓋然性が高まった」と述べた。

 安倍総理が昨年初まで加計学園の獣医学部新設の話を知らなかったと国会で答弁しているのに対して、21日に提出された愛媛県の資料では、2015年の2月25日にこの獣医学部新設をめぐって加計学園理事長と総理が面談しているという事実が記載されている。このことについて大塚共同代表は、「総理が初めて知ったと答弁している時期から2年も前にこの問題について、当事者である加計学園の理事長と面談して話をしているということが赤裸々に書いてある」「詳細はこれから予算委員会で議論されていくと思うが、加計学園問題に関しては総理が早い段階からこの問題を知っていたことが今日の資料から明らかになったので、これほど明白なことを国会で1年以上もうそを言い続けている事実は極めて重い。明日以降の国会に大いに影響を与えると思う」などと語り、関係者の証人喚問、参考人招致を含めて国会での真相解明に全力を上げる考えを明らかにした。