国民民主党は7日、東京・新橋駅前で街頭演説会を開き、大塚耕平、玉木雄一郎の両共同代表、増子輝彦幹事長代行、津村啓介、浅野哲、伊藤俊輔の各衆院議員、石上俊雄、浜口誠、矢田わか子の各参院議員が、結党1カ月を迎える国民民主党の使命と抱負について語った。

 大塚共同代表は、国民主権を形にしていくために新党を結成したと述べ、それには国民が総選挙で政府を選べる政治状況を作らなければならないと指摘。日本新党、民主党を中心とした政権に続き、3度目の政権交代に向けてスタートアップした政党が国民民主党だと説明。そして新党の目的について「国民生活を向上させる。国民経済を発展させる。国民の人権や自由を守るために国民主義を守る。国民主権を形にする」と表明した。

 玉木共同代表は、「東京オリンピックが終わった後の2020年代以降、内外にたくさんの難しい問題を抱える中で、この日本をしっかりと背負っていける、新しい政治を新しい政策で切り開いていけるのは、私たち国民民主党しかいない。その自負を持ってがんばっていく」と将来の日本を見据え結党したことを明らかにした。

 増子幹事長代行は、新党が歩むべき道について「後世の歴史家が、『日本の政治の中で、あの政治家たちが国民民主党をつくったことを間違いではなかった』という政党に必ず創り上げていきたい。政党のイノベーションを図り、国民の声をしっかり受け止め、国民とともに未来に向けての新しい国家ビジョンをつくり、国民生活を向上させる」と抱負を語った。