大塚耕平共同代表は12日、米朝首脳会談の開催を受けて、党本部で記者団からの取材に応じた。

 「米朝首脳会談については3点に分けて評価しなければいけない」と述べた大塚共同代表は、(1)米朝首脳が直接対話を行い、合意文書に署名したことは評価する(2)合意文書の内容は非核化プロセスの具体的記述がないので、具体的な非核化プロセスの着手がなければ評価できない(3)拉致問題に具体的にどのように言及したかが不明で進展があったかが分からない――などと3点について評価を示した。

 今回の会談について今後政府に対してどのように向き合っていくかを問われると、「トランプ大統領が具体的にどのように提起して言質を得たか、国会で明らかにしていく必要がある」と政府側の説明を求める考えを示し、予算委員会の集中審議のみならず、外交防衛委員会や拉致問題等に関する特別委員会の開催を求めていく意向を表明した。