大塚耕平共同代表記者会見 国民民主党の大塚耕平共同代表は5日、定例の記者会見を党本部で開いた。

 大塚共同代表は、九州他で発生した豪雨被害の被災者にお見舞いを述べるとともに、政府には「被害が広がらないよう的確な対応を求める。われわれもそれぞれの地域で的確に対応したい」と語った。

 高円宮絢子様のご婚約については、祝意を示したうえで「昨年、退位特例法が成立した時、付帯決議で女性宮家の創設が記されたので、政府は迅速かつしっかりとした検討を進めてもらいたい」と述べた。

 文科省局長が収賄で逮捕された問題については「驚くべき不祥事が出た。これは許されることではない」「大臣の責任は当然だが、文科省はこれからどのように信頼を回復するのか、早急に事務次官を含めて国民に説明する義務がある」と述べた。

 「1票の格差」是正のための参院選挙制度改革に関して、伊達参院議長によるあっせんがないまま法案審議が倫理選挙特別委員会に移ったことについて所感を求められ「議長があっせんをしなかったことは遺憾だ。さりながら(来年の参院)選挙は待ってくれないので、議長には最大限の努力をしてもらいたい」と述べた。

 党が新たに設置したABC調査会について問われ「技術革新、社会保障、地域の自立の3つが日本にとって大きな課題であり、その3分野について集中的に議論することは大変意義がある」と説明した。経済財政調査会については、「財政健全化、金融政策の正常化、マクロ経済政策についてどのような考えを示すかは非常に重要だ」と語った。