国民民主党は5日、立憲民主党とともに、​「​国会法・議院証言法改正案」(隠ぺい情報​提出促進法案」を共同で参院に提出した。

 この法案の提出に先立ち、すでに会計検査院の強化法案(会計検査院法及び予算執行職員等の責任に関する法律改正案)および公文書の改ざん防止法案を両党共同で提出。公文書改ざん防止法案は文字通り改ざんの防止を、会計検査院の強化法案は監視機能の強化を狙ったものだったが、一つ抜け穴となっていたのが、公の情報が隠ぺいされるケースだった。森友学園問題や自衛隊の日報問題では、政府や政権にとって不都合な部分が、時には「のり弁」のように真っ黒に塗られた状態で国会に提出されてきた。

 今回の法案では、4年前に特定秘密保護法が成立した時に監視機関としてつくられた「情報監視審査会」という機関に新たな役割を付与。政府が文書提出に応じない場合、政府による未提出の措置の適否を判断する権限を与え、それによって、情報の提供や黒塗り部分の開示を促進し、充実した国会審議を行えるようにするもの。

国会法・議院証言法改正案要綱

国会法・議院証言法改正案

国会法・議院証言法改正案新旧対照表

国会法改正のイメージ