玉木雄一郎共同代表は7月2日の記者会見で、結党時に発表した、未来を先取りするさまざまな課題を集中的に取り扱う「プロジェクトABC」を具体的に検討するための「ABC調査会」を正式に設置したことを発表した。「ABC調査会」とはなにか。玉木共同代表の記者会見での説明を掲載する。

玉木共同代表会見発言要旨

 5月7日の結党の際に、大塚耕平代表、また私からも発表させていただきました、これからの未来を先取りするような政策をわが党としては打ち出していきたいということで、「プロジェクトABC」ということを申し上げました。人工知能(AI)、生活を支えるベーシックインカム(BI)、コミュニティの自立(CI)、ABCということで少し概要を申し上げましたが、それを具体的に検討する「ABC調査会」を正式に発足させて始めていきたいと思っております。

 早ければ今週中にも、まず「A」の分野、革新的テクノロジーの分野について、さまざまな意見を聞いて、規制緩和の必要性、あるいは法的な枠組みが必要だということについて議論を深めたい。特に昨年も問題となりました仮想通貨にまつわるさまざまな現状と法的問題点について、現場で活躍をされている方、また詳しい弁護士の方などにも話を聞いていきたい。

 これから順次、ベーシックインカムの研究者でありますとか、あるいは地域コミュニティにおいて自立的な資金調達や取り組みをしている、こういった話も現地に行って聞きたいなと。例えば岡山県のある村では仮想通貨を発行してICO(資金調達)をしていくということも計画がなされているようであります。

 こういった未来を先取りするさまざまな課題について集中的に取り扱っていく調査会を、このたび正式に立ち上げることになりました。

第1回ABC調査会 未来先取り政策どんどん提案

PDF「プロジェクトABC」プロジェクトABC

PDF「ABC調査会の役員構成等について」ABC調査会の役員構成等について