榛葉賀津也参院幹事長記者会見

 国民民主党の榛葉賀津也参院幹事長は10日、定例記者会見を国会内で開き、豪雨災害に対する対応、国会での動きについて述べた。

 今回の豪雨災害について、「西日本全体に甚大な被害が出ている。亡くなった方には心から哀悼の誠をささげ、被害にあわれた方にはお悔やみを申し上げる。1日も早い復旧を心から祈る」と述べた上で、与野党を上げ、政府と国会が一体となって対応するとして、「いまだに安否が不明となっている多くの皆さんが、一日も早く無事が判明することに全力を尽くしてもらいたい」と要望した。また、豪雨災害への政治の対応としては、「政府はなるべく早くこの災害の全貌を把握し、一日も早く激甚災害指定をしてもらいたい。また早急に補正予算を組み、被災地の復旧・復興に予算措置をしてほしい」と求めた。

 国会情勢については、「今日もIR(カジノ)整備法案が審議されているが、担当は石井国交大臣だ。この豪雨災害に対する復旧・復興に国交省は大きな役割を担っている。石井大臣には災害対応に集中してほしいと要求したが政府・与党は委員会への出席を判断した。しかし、私はやはり災害対応に集中してほしい」と述べ、石井大臣には災害対応での陣頭指揮を取るよう求めた。

 参院選挙制度関連法案について参院倫理選挙特別委員会で今日にも採決という報道があることについては、「これは参院全体に関わる問題。議長がもう少し汗をかかなくてはだめだ。議長あっせんの動きが全く見えない。国会議員の身分や選挙制度の問題の採決を強行したりするようでは恥ずかしい。参院議長には三権の長としてリーダーシップを発揮してもらいたい」と述べた。