聴衆の声援に応える両候補

 国民民主党の代表選挙に立候補した津村啓介候補と玉木雄一郎候補が22日夕、東京・新宿駅西口で選挙戦初めての街頭演説に臨んだ。

 代表選挙管理委員長の小林正夫参院議員のあいさつに続いて、まずマイクを握ったのは津村候補。

 「5年余り続く安倍1強政治の下で、極端な金融緩和、将来世代を考えない野放図な財政出動が続いている。『お友達』や金持ちをより裕福にし、地域の暮らしや高齢者の皆さんの生活に思いをはせることなく、2%のインフレ目標を掲げ続けて暴走を続けている」と切り出し、「このアベノミクスの政策を大きく転換し、マイナス金利政策を直ちにストップさせたい」「社会保障と税の一体改革など、5年、10年先の将来世代や現役世代に安心と安定を提供する、アベノミクスに変わる経済政策を、国民民主党の一大公約として訴えたい」と力を込めた。

 続いて玉木候補がマイクを握った。

 「今の日本に足りないものは『安心感』と『改革』の2つ」として、「世界の国々が変わる中で日本だけがその波から取り残されている。30年前の平成元年には株式の時価総額トップ50に32社入っていた日本企業が、今では35位のトヨタ自動車ただ1社。働く皆さんの世帯の所得は夫婦共働きが増えているにもかかわらず、この20年間で中央値が122万円も落ちている」と実例を挙げ、「このままどんどん衰退していく国でよいのか、私たちはこの国のあり方と未来を変えていきたい。それができるのは若い政党、私たち国民民主党しかない」と主張した。

 代表選挙の街頭演説会はこの新宿を皮切りに、9月2日まで全国15カ所で行われる予定。スケジュールはこちらでご覧ください。

 https://www.dpfp.or.jp/leadership-election/schedule

 街頭演説のライブ動画はこちら。※ライブ配信は Internet explorer 等の古いブラウザでは表示できない場合がございます。最新のブラウザでご視聴ください。

 https://www.pscp.tv/w/1BdGYoMaEEvxX