研修会風景

研修会風景

 地方自治体議員フォーラム沖縄・九州ブロックは29、30日の日程で2018年総会・研修会を長崎市内で開催し、各地より50人の自治体議員等が参加した。
地元を代表して久野哲県議の挨拶

地元を代表して久野哲県議の挨拶


 冒頭に開催地である長崎県を代表し久野哲長崎県議が歓迎のあいさつを述べ、続いて自治体議員フォーラム沖縄・九州ブロック代表世話人の江口善紀佐賀県議が「2年前に熊本県で開催したときに次年度は長崎開催と決定したが、昨年行われた総選挙やその後の状況変化により開催できなかった。しかし、今回は長崎開催が実現し、また多くの同士が参加して頂いたことに感謝する。今日のこの会を契機に、情報交換、近況報告を行いながら、仲間同士の結束を深め、来るべき選挙に向けて勝利することを誓い合いたい」とあいさつした。
ブロック代表世話人の江口善紀佐賀県議

ブロック代表世話人の江口善紀佐賀県議

 総会ではブロック代表世話人に引き続き江口善紀佐賀県議を選任し、次年度開催地を鹿児島県とすることを決定した。

 研修会1では足立信也参議院議員(組織委員長)が「国民民主党の現状と課題」と題し講演を行った。「国民民主党の政治姿勢は正直な政治(逃げない、隠さない、ごまかさない)偏らない政治(都市部と地方、格差)現実的な政治(実体経済)であり、これらをしっかり進めて行くことをぶれずに行う。皆さんの力をお貸し頂き、自民党に代わる勢力に野党が結集できることを信じている」と述べた。その他に、臨時国会で焦点となる2018年度補正予算、難民認定法改正案、憲法改正、消費税10%に対する国民民主党のスタンスについて詳細にわたり説明を行った。

足立信也参議院議員(組織委員長)

足立信也参議院議員(組織委員長)

 研修会2では長崎県文化観光国際部の岩田正嗣次長を招き「世界文化遺産 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」と題し講演頂いた。

 世界遺産は文化遺産、自然遺産、複合遺産の3つに分類され、7月4日現在、世界遺産登録数は1092件(国内22件)であり、文化遺産845件(国内18件)、自然遺産209件(国内4件)複合遺産38件(国内 なし)である。その中で長崎は本年7月に世界遺産登録された。「世界遺産登録を目指した理由は観光客をただ増やすのではなく、世界遺産登録を通して地域の歴史、資産の価値を再認識し、地域住民に自信と誇りが生まれる。本来の目的は資産(文化財)の恒久的な保護、保存であるが、副産物として定住・交流人口の増加などの地域振興、世界遺産を核としたまちづくりを進める地域再生も進めたい」と語った。
 2日目は前日に研修を受けた世界遺産の一部である外海(そとめ)出津(しつ)集落・大野集落の民歴史民俗資料館、教会、神社などを視察した。
出津教会堂

出津教会堂