参院事務総長に法案を手渡す大野元裕議員ら

 国民民主党は5日、「国会法・議院証言法改正案」(隠ぺい情報提出促進法案)を立憲民主党と共同で参院に提出した。

 提出後、記者団の取材に応じた国民民主党の大野元裕議員は、立法化した背景について「今の安倍政権はさまざまな文書について隠ぺいをはかったり、提出を拒んだりという評価を受けている。野党は国民に対する説明責任を果たすためにさまざまな形で情報の提出を促進しなければならない。国民民主党は国会法を含めて、提出の促進や情報の開示に努めてきた。そのうちの一つをなすのが『隠ぺい情報提出促進法案』だ」と説明した。

 法案の概要について、現行制度では情報を黒塗り、いわゆる「のり弁」にするか否かが政府側の判断に委ねられていると指摘。それに対して隠ぺい情報提出促進法案は、「国会として判断しようとするもの。情報監視審査会にシールドルームという秘密が保全される部屋がある。そこで情報を見て、政府が黒塗りにしたことは適当であるかないかを判断し、その上で政府に対してさらなる開示を求めるというものだ」と説明した。

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