街頭演説会・国民民主党

 国民民主党は20日、通常国会連続街宣第5弾となる街頭演説会を東京・有楽町イトシア前で開いた。「普通選挙の日・あらためて女性の政治参加の重要性を訴える」と題したこの日の街頭演説は、小宮山泰子、西岡秀子両衆院議員、田名部匡代、徳永エリ、矢田わか子、伊藤孝恵各参院議員と党内の女性議員が勢ぞろい。ゲスト弁士として、連合の総合・男女雇用平等局井上久美枝総合局長を招き、締めには玉木雄一郎代表が演説した。司会は浜口誠参院議員が行った。

 井上総合局長は、日本は女性の非正規雇用が多く、男女格差の度合いを示す「グローバルジェンダーギャップ指数」が149カ国中110位であることに言及。その原因として、女性の政治参画が少なく、賃金格差が大きいことを上げ、女性の政治参画に積極的な政党を応援するべきだと力強く訴えた。

 男女共同参画推進本部長の徳永議員は、事業所における取引先やお客からのハラスメントを防止する「悪質クレーム対策推進法案」を国民民主党が取りまとめたことを紹介。職場において、いまだにセクハラやパワハラもなくならないことに触れ、こうしたことをなくすためには政治の世界に女性を増やし、女性の声を国会に届けることで優しく温かい政治が実現できると主張した。

 玉木代表は、1946年に女性に初めて選挙権が与えられてから約70年間、日本が議会制民主主義を大切に育んできたとしながらも、いま安倍政権のもとでその議会制民主主義が危機に直面していると問題視。企業重視の経済政策で外国人への配当や海外への設備投資は増えるが国内の労働分配率は下がっていることを指摘し、国内が恩恵を受けるためには経済政策を転換しなければいけないと訴えた。そのうえで、国民民主党は家計を第一に考える経済政策に変えていきたいと強調し、未来につながる新しい答えを一緒につくっていきたいので、思いや意見をぶつけてほしいと聴衆に呼びかけた。

連合・井上久美枝総合局長

連合・井上久美枝総合局長

德永エリ参院議員

德永エリ参院議員

田名部匡代参院議員

田名部匡代参院議員

小宮山泰子衆院議員

小宮山泰子衆院議員

矢田わか子参院議員

矢田わか子参院議員

西岡秀子参院議員

西岡秀子参院議員

伊藤孝恵参院議員

伊藤孝恵参院議員

 足を止めてくださった方々を対象に、「こくみんヒアリング」アンケートを行いました。 「積極的に考える」方は「今の政治に言いたいことがあるから」「金があれば出てみたい」、「他の人を推薦する」方は「自分には無理」「自信がないから」というコメントを多くいただきました。また、「興味はあるが、自分の過去を広く知られるのは怖い」というご意見もいただきました。 ご協力いただき、ありがとうございました。

街頭アンケートの結果

街頭アンケートの結果