国民民主党の平野博文幹事長は4日、立憲民主党の福山哲郎幹事長と国会内で会談した。

 会談終了後、平野幹事長と福山幹事長は記者団の取材に応じ、会談で確認した次の点を説明し、両党での党内確認を早急に進める考えを示した。

  • 現在、一人区において、国民民主党公認で立候補が決まっている候補が5選挙区、立憲民主党公認で立候補が決まっている候補者が7選挙区である。それぞれの選挙区事情によるが、候補者と協議の上、選対および県連が支援を必要すると判断するときには、各党に本部「支持」を要請するものとする。
  • 複数区においても、両党間で一本化が確認されたところについては、上記と同様の扱いとする。
  • 無所属かつ党籍のない候補者の選挙区では、候補者と協議の上、選対および県連が支援を必要とすると判断するときには、原則として、両党の推薦を要請することを可能とする。
  • 以上の考え方を確認するが、各都道府県の状況を勘案して判断することとする。上記以外の選挙区についても、両党間を含む野党各党で協議することとする。
  • 衆議院選挙について、それぞれの擁立状況について確認し、話し合いを加速する。

 平野幹事長は確認した意義について、「選挙戦をより力強く戦うために、両党がどう関わって、より勝利に向かって戦えるかという環境整備だ。公認、無所属、党籍あり、その他例外的な要素についても何とか知恵を絞ってがんばっていきたい」と語った。