第52回拡大総務会

 国民民主党は5日、第52回総務会(拡大)を党本部で開き、第25回参院選の福岡県選挙区に元裁判官で弁護士の春田久美子(はるた・くみこ)さん、佐賀県選挙区に犬塚直史(いぬづか・ただし)元参院議員の公認を内定。同比例代表には小山田経子(おやまだ・つねこ)さん(行政書士・タレント)、山下容子(やました・ようこ)さん(元東京都議会議員)をそれぞれ公認内定。また衆院選滋賀1区で、新たに斎藤勇士アレックス(さいとう・ゆうし・あれっくす)(元松下政経塾塾生)の公認も内定した。

<報告事項>

 玉木雄一郎代表が「皇位検討委員会の設置」について、平野博文幹事長が(1)立憲民主党との幹事長会談(2)党役員人事(3)山井和則衆院議員の離党届の取り扱い――の3点について、小林正夫総務会長が持ち回り案件の結果報告について、徳永エリ男女共同参画推進本部長が「女性議員ネットワーク会議」総会開催について、それぞれ報告した。

 「皇位検討委員会の設置」については、津村啓介党副代表が座長を引き受け、同日第1回会合が開かれたと、玉木代表が報告した。

 また平野幹事長が立憲民主党との交渉について「全国で32区ある1人区の中で鹿児島だけが残っている。これは経緯もある話なので、鹿児島県連の思いを胸に秘めながら、引き続き交渉している」と報告した。また山井衆院議員の離党届については「提出されたが受理せず、引き続き慰留に努めている」との報告があった。

<報告・承認事項>

 原口一博国会対策委員長、舟山康江参院国対委員長が、それぞれ国会対応について報告し、承認された。

<協議・議決事項>

 政策案件について泉健太政務調査会長が提案。その結果、2017年度決算関連9案については、決算本体は「否認」、決議案等は「賛成」することを議決した。国民民主党が提出予定の「自動車に係る国民負担の軽減及び自動車による交通事故の防止等のために講ずべき措置に関する法律案」(仮称)、分散型エネルギー社会推進3法案(分散型エネルギー利用の促進に関する法案、国等によるその設置する施設の省エネルギー・再生可能エネルギー源利用改修の実施等に関する法律案、エネルギー協同組合法案の3法案)、「国民経済及び国民生活に重大な影響を及ぼすおそれのある通商に係る交渉に関する情報の提供の促進に関する法律案」については、いずれも「賛成」することを議決した。

 岸本周平選挙対策委員長が今夏の参院議員選挙等の公認内定者について提案。福岡県選挙区に元裁判官で弁護士の春田久美子(はるた・くみこ)さんを、佐賀県選挙区に元参院議員の犬塚直史(いぬづか・ただし)さんの公認を内定。同参院議員選挙比例代表に行政書士・タレントの小山田経子(おやまだ・つねこ)さん、元東京都議の山下容子(やました・ようこ)さんの公認をそれぞれ内定した。また衆院選滋賀1区に、新たに元松下政経塾生の斎藤勇士アレックス(さいとう・ゆうし・あれっくす) さんの公認も内定した(これまでの累計は衆院選小選挙区公認内定24、参院選挙区公認内定15、参院比例代表公認内定9)。

 総務会後のブリーフィングで岸本選対委員長は「われわれは11ブロック、それぞれ最低1人ずつは候補者を立てようとしている」「今回は、近畿ブロックを中心に活動していただく候補者として小山田さんを公認内定した」と記者団に説明。佐賀県選挙区(定数2)の犬塚公認内定者については「野党幹事長・書記局長会談でも野党統一候補という位置づけだった」「国民民主党公認の立場で活動していただく」との認識を示した。

PDF「次期参院選挙(選挙区)候補者公認内定等」次期参院選挙(選挙区)候補者公認内定等

PDF「政策案件の議決結果報告」政策案件の議決結果報告