総務会

 国民民主党は12日、第53回総務会を党本部で開き、次期衆院選挙の岡山4区で三宅和広(みやけ・かずひろ)氏を公認内定、今夏の参院選挙の鹿児島県選挙区で合原千尋(ごうはら・ちひろ)氏の公認内定を取り消し。岩手県選挙区で横沢高徳(よこさわ・たかのり)氏、新潟県選挙区で打越さく良(うちこし・さくら)氏の推薦を決めた。同比例代表には酒井亮介(さかい・りょうすけ)氏、中澤健(なかざわ・けん)氏の公認も内定した。また、立憲民主党公認予定候補者2人を支持とした。参院選選挙政策「新しい答え2019」を了承した。

【報告事項】

 小林正夫総務会長が持ち回り案件の結果報告について、平野博文幹事長が社民党との幹事長会談について、それぞれ報告した。社民党の吉川元(はじめ)幹事長との会談については、参院鹿児島県選挙区の候補者一本化をめぐって国民民主党の公認内定候補予定者の無所属での出馬を条件に、社民党候補の擁立を取り下げることを提案されたことに、「持ち帰って検討する」と伝えたことを報告した。

【報告・承認事項】

 原口一博国会対策委員長、舟山康江参院国対委員長が、それぞれ国会対応について報告し、承認された。

【協議・議決事項】

 政策案件について泉健太政調会長が提案。国民民主党の参院選政策として、「家計」3項目(児童手当、年金、家賃補助)、「地域」5項目(乗り合いタクシー、高速料金、農業、孤独対策、どこでもWi-Fi)をはじめとする諸政策を掲げた「新しい答え2019」が了承された。

 議員立法審査については(1)超党派議連案のメディア芸術ナショナルセンターの整備及び運営に関する法律案は「賛成」(2)立憲案の手話言語法案(仮称)・視聴覚障害者等の意思疎通等のための手段の確保等の促進に関する法律案(仮称)は「賛成」(3)公職の候補者となる労働者の雇用の継続の確保のための立候補休暇に関する法律案は「一任」(4)与党案の地域人口の急減に対処するための特定地域づくり事業の推進に関する法律案は「一任」とすることを提案し、提案通りに議決した。また国会議員の政策担当秘書資格試験等実施規程の一部を改正する規程案の審査については「賛成」を提案し、提案通りに議決した。

 岸本周平選挙対策委員長が次期衆院選挙の岡山4区で元岡山県議会議員の三宅和広(みやけ・かずひろ)氏を新たに公認内定、今夏の参院選挙の鹿児島県選挙区で行政書士の合原千尋(ごうはら・ちひろ)氏の公認内定を取り消し。岩手県選挙区でバンクーバーパラリンピック元日本代表の横沢高徳(よこさわ・たかのり)氏、新潟県選挙区で弁護士の打越さく良(うちこし・さくら)氏を推薦することを決めた。また京都府選挙区で立憲民主党公認の増原ひろこ(ますはら・ひろこ)氏と岡山県選挙区で同じく原田健介(はらだ・けんすけ)氏の支持を決めた。参院比例代表には元横浜市会議員酒井亮介(さかい・りょうすけ)氏、衆院政策担当秘書の中澤健(なかざわ・けん)氏の公認も内定した(これまでの累計は衆院選小選挙区公認内定27、参院選挙区公認内定14、参院比例代表公認内定11)。

 総務会後のブリーフィングで岸本選対委員長は、参院鹿児島選挙区の合原千尋の内定取消の理由を「野党統一候補になるため公認の取り消しをした」と記者団に説明した。

PDF「次期参院選挙候補者公認内定等」次期参院選挙候補者公認内定等

PDF「政策案件の議決結果報告」政策案件の議決結果報告