広島市内で森本真治候補を応援する平野博文幹事長

 国民民主党の平野博文幹事長は7日、参院選広島選挙区から立候補している野党統一候補、森本真治(もりもと・しんじ)候補応援のため、広島市内を訪れた。

 この日、広島金座街商店街入口で行われた街頭演説。この中で、平野幹事長は、国民民主党が、「生活の安定」「家計第一」のための経済政策を今回、打ち出したことに触れつつ、もし広島の選挙区を与党が独占することになれば、今、生活に不安を感じている人々の声が国会に届かなくなる恐れがある、と訴えた。

 そして「私も最後の最後まで、何としても与党がこの広島選挙区で独占することを止めないと、半分の方の思いが通らなくなる。何としても皆さんの1票1票の重みを、この森本真治に、再び託してほしい」と、道行く有権者に、森本真治候補への支持を訴え続けた。

 さらに今、不安を感じている人が増えているとされる年金制度については、「年金というのは国民、特にお年寄りの皆さん方にとっては、生活の最大の防衛線だ。与党は、なかなか年金財政の中身を言わない。私は、不都合であっても、正直に国民に情報を開示すべきだと思う」と、国民に対し不誠実な態度をとる与党を批判。その上で、「われわれはこの年金制度の問題を、政争の具には決してしたくない。与野党がしっかりと国民のために議論できる環境をつくろう」と、年金問題に関し、与野党間で建設的な議論ができる環境が必要だと訴えた。

しっかりつないだ手を掲げる平野幹事長と森本候補

しっかりつないだ手を掲げる平野幹事長と森本候補