参院福岡選挙区の春田久美子(はるた・くみこ)候補を応援するため、9日、国民民主党「春田くみこ総決起集会」が博多市内で開催され、ゲスト・スピーカーとして西村芳樹連合福岡会長、原口一博国対委員長、矢田わか子参院議員(役員室次長)らが出席。党所属地元衆参国会議員、県議会・市議会等自治体議員らが出席し、春田候補への支援を訴えた。
冒頭、あいさつした矢田わか子参院議員は「今日は春田候補にどうしても当選してほしくて東京から飛んできた。春田候補はお子さんもいながら裁判官、弁護士などを経験されてきた。子育てをしながらずっと一般企業で働いてきた自分の経験と重ね合わせてしまう。今の法律ではどうしても救えない人々がいる。だから法律を作る。そういう思いで立候補された」と、春田候補を紹介。
同じくゲスト・スピーカーとしてあいさつした原口一博国対委員長は、「私は春田さんと一緒にこういう社会をつくりたいと思ってご紹介します」と前置きをした上で、福岡で検事をしていた原口委員長の義父が出会った元暴力団構成員や、手足や口が不自由ながら、カウンセラーの仕事をしている友人について触れ、「春田さんと、どんな人たちも『独りぼっち』にしない、置き去りにしない。『あったかい社会』を作っていきたい」と語った。
原口委員長は、「春田さんは、理不尽や暴力にさらされた人、抑圧や差別にさらされた人とたくさん接してこられた。そして私たちが作る法律の中にいくつも『穴』があることを発見され、『その穴を埋めたい』とやってこられた。ぜひ皆さん、こういう春田さんを国会に送ろうじゃありませんか」と支持を訴えた。
高校同窓生代表としてマイクを握った元小学校教諭の吉村芳子さんは、努力家で、法律の世界で要職を経験しながらも春田候補の偉ぶらない、親しみやすい人となりを紹介。多くの社会的弱者に寄り添い、法律の至らなさも熟知する春田さんだからこそ、国政の場に行って仕事をしてもらいたい。有権者の一人として切に願っている、と語った。そして政治の世界に足を踏み入れる際に親しい人達に語ったという「社会的に弱い立場の人の声を単純に見聞きしただけでは終わらせず、その声を立法の場に届け、確実に法律として形作る。助かるべき人が助かる世の中をつくりたい」という春田候補自身の言葉を紹介した。
最後にあいさつに立った春田候補は、自分の生い立ちや立候補に至るまでの経緯などに触れた後、介護をする家族へのサポートの充実、下請けいじめや職場におけるハラスメントの撲滅、学校におけるいじめ予防などをはじめとする自分の公約を「7つの公約(“レインボー・プロジェクト”)」として紹介。
春田候補は、「私の想いを、想いだけで終わらせたくない。(立候補の話は)始めはびっくりしたが、今はようやく私がしたかったことが具体的にできる場が与えられた、好機が訪れたと捉えている。今回、この思いを具体的な形にすることによって、福岡県が、日本が本当の意味で私が思う、幸せな姿に近づいていくために真剣に仕事がしたいと思っている」と、自身への支持を訴えた。
この後、参加者全員でガンバロウコールを三唱し、集会は幕を閉じた。
この集会への国民民主党からの他の参加者:城井崇、稲富修二 両衆院議員、守谷正人・大田京子・仁戸田元氣・井上博隆 福岡県議、井上麻衣・近藤里美 両福岡市議、松田美由紀・大野城市議、白石一裕北九州市議(八幡東区)、白石卓也・筑紫野市議。司会は、古賀之士選対本部長が務めた。