田名部匡代副代表 羽田雄一郎候補

 田名部匡代副代表は11日、長野県中野市を訪れ、国民民主党公認の参院選長野県選挙区 羽田雄一郎(はた・ゆういちろう)候補の個人演説会に出席し演説を行った。個人演説会の前には岸本周平選挙対策委員長が、街頭演説で羽田候補の応援演説を行った。

 田名部副代表は、「政治の力でなければ変えられないことがある」と述べ、シングルマザーの半数以上が貧困、7人に1人の子どもが貧困、長生きをしたら苦しい生活を強いられる高齢者がいることを例にあげた。こんな社会をこのまま放っておくわけにいかないと力を込めた。「バランス感覚に優れ、地元のことが分かり、国民の立場に立つ信念の政治家」と羽田候補を紹介し、「もう一度皆さんの力で当たり前の政治をつくってほしい。支援の輪を広げ、羽田候補を国会に送ってほしい」と、支援を強く呼びかけた。

 岸本選対委員長は、羽田候補を「何が何でも当選させなければいけない」、自民党の安倍総理や麻生副総理を「あまりにも上から目線の政治」と述べ、「私たちの暮らしを守るためにも羽田さんの実力が必要だ」と訴えた。

羽田雄一郎候補

羽田雄一郎候補

■羽田雄一郎(はた・ゆういちろう)候補

 保育士の資格を持ち、青少年を健全に育成するための財団で働いてきた羽田候補は、「子どもたちの未来に責任ある政治をつなげていきたい」と主張。74年間続いてきた平和の日本を次世代にもつなげていくのが使命だと言う羽田候補は、自民党の相手候補が憲法9条はいじらないと言っているにもかかわらず、自衛隊のことを加憲すると言っている矛盾を指摘。現政権では防衛費が7兆円以上支出されていると述べ、「こんなに使うなら国民の生活にもっと目を向けてほしい」と強調した。1人区選挙区で市民と野党の統一候補として選ばれた羽田候補は、「わたしが主役ではない。国民主権の中で主役は皆さん一人ひとり」と力を込め、「皆さんの1票で変えていきましょう」と支援を求めた。

羽田候補への支援を呼びかける岸本選対委員長(右)

羽田候補への支援を呼びかける岸本選対委員長(右)