西岡秀子衆院議員は18日、広島市を訪れ、平和記念公園の原爆死没者慰霊碑に玉城デニー沖縄県知事とともに献花を行った後、参院選広島県選挙区の野党統一候補である森本真治(もりもと・しんじ)推薦候補の応援演説を行った。
長崎1区選出の西岡議員は8月に広島と長崎の原爆の日が来ることに触れ、「日米同盟も日本の安全保障にとって確かに大事だが、日本の国際的に果たす役割をいっさい果たさないままに米国のトランプ大統領に追従していく今の政権の外交をこれ以上続けていくことは、日本にとってもこの広島、長崎そして沖縄にとっても本当に危機感を持たざるを得ない状況だ」と安倍政権の外交への懸念を表明した。そのうえで、自民党が広島で2議席を独占してしまうと広島の声が届きにくくなると訴え、森本候補への支援を強く呼びかけた。
■森本真治候補
長崎、沖縄、広島の政治家が揃い踏みし「平和への思いをかみしめ誓いを新たにしたい」と述べた森本候補は、自民党がなぜ広島県で参院選に2人の候補を擁立したのかを「憲法9条を変えるために広島で自民党が2議席を独占して、広島が9条を変えることを認めたとするためだ」と説明した。広島が憲法9条を変える引き金を引いたということにならないように「森本真治が国会の中で広島の思いを訴え続ける」と力を込め、「平和な社会にしていく力をぜひ皆さんにお貸しいただきたい」と呼びかけた。