支持を訴える榛葉候補

 平野博文幹事長は18日午後、参院選静岡県選挙区から立候補している榛葉賀津也(しんば・かづや)公認候補が富士市内で開いた街頭演説に参加し、応援演説を行った。

 平野幹事長は冒頭、「安倍さんは強いものをより強くすれば、全体が良くなっていく。大企業が良くなれば、みんなが良くなると言っている。しかし、全国の中堅中小企業で働いている皆さんから、現実は大変厳しいと聞いている」と6年半続いている安倍政権の問題点を指摘。「国民のみなさんの生活が大事。国民の生活を向上するために、わが党の経済政策は家計第一。個人の消費が伸びれば、必ず日本経済は再生できる」と力強く訴えた。年金不足問題については、「与野党を問わず議論し、年金をどのように維持をしていくか、制度を変えていくべきだ」と主張した。

 榛葉候補について、国民民主党の参院幹事長として、なくてはならない人物だと紹介。安倍政権で相次ぐ不祥事やデータの隠ぺい・改ざんなどについて、野党の立場で与党の課題や問題点を指摘し、参院での国会対応をしてきた榛葉候補に「責任ある立場でわが党の幹部として、国民の目線に立った政治ができるように、大きな力を貸していただきたい」と支援を呼びかけた。今回の参院選挙を「3分の2の議席を持っている権力」と「国民の皆さん一人ひとりの民力」との戦いだとし、「行政監視が出来る榛葉候補を落とせない」と榛葉候補を激励した。

 榛葉賀津也候補は、18年前に34歳で国政に初めて挑戦して以来、3期18年間変わらない支援に謝辞を述べ、「平野幹事長が触れた安倍政権の問題があっても、自民党の支持率が上がっているのは野党がだらしないから。コップの中の争いはやめて、国民の生活のための政治をやらなければいけない」と力強く決意を語り、「自民党も他の野党も真正面から取り組んでいない中、アベノミクスに代わる家計第一の経済政策を訴えているのは国民民主党だけだ」と訴えた。現職の副大臣と有名な家柄の候補者がライバルで厳しい選挙だとした上で、「庶民の声を政治に届ける。静岡で生まれ、静岡で育ち、静岡を知り抜いている政治家に任せてほしい」と訴えた。

静岡選挙区の榛葉候補と平野幹事長