国民民主党和歌山県総支部連合会は16日、和歌山県和歌山市で第2回定期大会を開催した。その後に平野博文幹事長の講演会、懇親会を行った。平野幹事長はあいさつで、「結党した基本理念や考え方を踏襲して大きな政治勢力をつくり、緊張感のある政治体制で、国や地域社会について安倍政権と論戦できる政治勢力にしないといけない」と語った。
大会では、報告事項として(1)第1期活動報告(2)2018年分会計報告・監査報告、協議事項として(1)第2期活動方針(2)2019年度予算(3)国民民主党和歌山県総支部連合会規約改正(4)新役員選任――がはかられ、いずれも承認された。代表には岸本周平衆院議員、幹事長に浦口高典和歌山県議会議員、副幹事長に永野裕久和歌山市議会議員が選出された。
和歌山県連代表の岸本選対委員長はあいさつで、「支持率が伸び悩んでいるが、道は決して間違ってはいない」と力を込めた。閣僚の不祥事で辞任が続き、「桜を見る会」をめぐる疑惑があるなか、「本当の問題は今の政権が貧富の格差を広げている政策をとってきたということではないか」と述べ、生活保護水準の切り下げなどの現政権の政策が格差を広げていることを今後も国民に理解を求めていくと訴えた。
来賓としてあいさつした連合和歌山の池田祐輔会長は、「与党にしっかりと対抗できる野党の大きな固まりをつくっていただくことを平野幹事長中心に頑張ってほしい。何と言ってもその大きな野党の固まりが、国民から本当に信頼されるように変わってほしい」とエールを送った。