市民連合との意見交換

 国民民主党など野党5党派の幹事長・書記局長は19日、市民連合の代表者と国会内で意見交換を行った。終了後、記者団の取材に応じた平野博文幹事長は、市民連合とのかかわりを振り返り、参院選では市民連合が野党間の触媒的役割を果たしてもらったと評価し、今後については「知恵を絞りながら市民連合と連携を深めていくことを確認した」と報告した。

 意見交換会では、市民連合を代表して立憲デモクラシーの会の山口二郎法政大学法学部教授があいさつに立ち、安倍政権が通算在任期間が歴代最長を迎えたことに触れ「2010年代に生きる私たちにとって最大の恥辱だ。ともかく一日も早く終わらせるためにあらゆることをしなければならない」と表明。来たる衆院総選挙に向けて「市民連合が参院選挙で作った13項目をもとに、より良い日本の社会のイメージについて議論し、政権交代に向けて野党の皆さんに提示する作業を近いうちに始める」と語った。

 市民連合からはこのほか安全保障関連法に反対する学者の会、安保関連法に反対するママの会、総がかり行動実行委員会、立憲デモクラシーの会の代表者から発言があった。野党からは国民民主党、立憲民主党、共産党、社民党、社会保障を立て直す国民会議の幹事長らが発言し、双方の連携を深めていくことで認識が一致した。