2019年12月5日
国民民主党 外交・安全保障調査会長 渡辺 周

 長年にわたり、戦禍の絶えないアフガニスタンにおいて、医療・灌漑事業など通じて、人道支援に尽くしてこられた、ペシャワール会の中村哲医師が何者かに銃撃されて亡くなられました。突然の訃報に接し、驚きと悲しみにたえません。

 中村医師は、アフガニスタンの人々にも感謝され、慕われてこられた方だけに、無念でなりません。

 中村医師は国会の場で参考人としても証言し、私たちの前身民主党などにおいても、現場で支援活動に従事する側の視点からの貴重なご意見をいただいてきました。

 我々は、中村医師から直接頂いた「何をしてはいけないか。殺してはいけない、戦争に関わってはいけない」という言葉を思い起こし、世界の平和、日本国民の安全ために、どのような行動をとるべきか、常に考えていかなければなりません。

 中村医師が生き方で示してくださった貴重な教え、さらにアフガニスタンのみならず、日本への貢献に心から感謝し、日本が間違った道に進まぬよう、我々がきちんと役割を果たしていくことをお誓いし、心からご冥福をお祈りします。