平野博文幹事長は7日、徳島県徳島市を訪れ国民民主党徳島県総支部連合会大会で基調講演を行った。立憲民主党の合流提案は国会議員だけで決めるようなことはせず、しっかりと地方の声を聞いて判断し、どのような状況になっても、分厚い中間層をつくって消費を伸ばす政治を堅持すると語った。
講演では、国民民主党の成り立ちや政策を振り返り、参院選では国民生活を向上させる家計第一の政策を訴えながらも良い結果が出せなかったこと、また合区制度の中で徳島県から候補者を擁立できなかったことを謝罪した。そのうえで、政権を担うもう1つの選択肢となる政治体制を「国民民主党が中心になってつくりあげたい」と意欲を示した。
政党合流の協議については、「公党同士で対等に物事を詰めないといけない。妥協するところは妥協する、譲れないところは譲れない。衆参一緒に大きな固まりを作る」と考えを語った。