国民民主党を含む野党は26日午後、国会内で第4回 英語民間試験導入問題・第9回 記述式試験導入問題 野党合同ヒアリングを開催し、文部科学省より聞き取りを行った。
10月末に衆院文科委員会で提出を申し入れていた「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」検討・準備グループの議事概要と配布資料、及び大学入試英語4技能評価ワーキンググループの議事録と配布資料が文科省より公表され、議事内容について説明があった。参加議員からは、「英語民間試験導入と記述式試験導入とも、さまざまな意見が出たが、意見がまとまっていなかった」、「自由討議された議論がオーソライズされた形跡がない」との質問が出たが、文科省から明解な回答はなかった。
城井崇衆院議員(衆院文科委理事)は文科省に年明けから始まる検討会議のメンバー構成と進め方について質問し、「2度と同じことが繰り返されないように、延期、見送りの検証を行い、与野党含めて国会も情報共有するべき」と求めた。
文科省は1日に英語民間試験導入延期、17日に国語と数学の記述式問題の見送りを発表している。