1月22日、23日の2日間に渡り、春闘方針などを協議する電機連合の第106回中央委員会が横浜市で開催され、23日の冒頭、玉木雄一郎代表が来賓あいさつを行った。
玉木代表は冒頭「12月6日に立憲民主党の枝野幸男代表から合流の呼びかけがあり、さまざまな協議を行ってきたが、現時点で合意に達しなかった」と報告し、「長期政権の緩みやおごり、権力や税金の私物化を許してはならない。そのために野党の協力は不可欠だが、政策の理念の一致無くしては心を合わせることが出来ず、国民の皆様に強く訴えることができない」と説明した。
そして「野党は批判ばかりしている」と言われる理由のひとつに「20年先の日本の社会の在り方を示しきれていないことに原因がある。日本のGDPは下がり続けている。新しい経済政策や産業政策を打ち出し、日本の将来像を示して行く責任がある。皆が安心して、働き、年を取り、家族を持てる、当たり前の幸せを実現するため、我々は責任を果たして行きたい」とあいさつした。
電機連合の野中孝泰中央執行委員長はあいさつの中で参議院選挙について触れ「2018年1月開催の中央委員会、まさに2年前のこの時期、この場所で『石上としおさんの2期目の挑戦』を決定した。その結果、192,586
票を獲得し、1期目から約4万票を積み上げたものの、組織目標としていた30
万票には遠く及ばず、国民民主党比例第4位となり、惜敗した。組織力の向上、さらには労働運動としての政治の取り組みを再強化したい」と述べた。また、「国民民主党には、まずは既に始まっている国会に専念し、改革中道として、その責任を果たして欲しい。国民生活の向上に向けた現実的で建設的な論議を通じて、存在意義を示して欲しい」と野党間合流についても見解を述べた。
中央委員会には電機連合が主催する「社会に貢献する電機産業を考える会」メンバーである榛葉賀津也参議院議員、電機連合の組織内議員でもある矢田わか子参議院議員、浅野哲衆議院議員も出席し、あいさつを行った。