国民民主党は１７日、衆院静岡４区補欠選挙（４月２６日投開票）において、田中健予定候補者を推薦することを発表した。それに先立ち、田中氏を野党統一候補として擁立することを公表するため、平野博文幹事長は、立憲民主党、日本共産党、社会保障を立て直す国民会議、社会民主党の幹事長らと市民連合代表者ともに１７日午後、国会内での共同記者会見に出席した。冒頭、静岡県第４区補欠選挙において、実現を目指す政策確認文書に各党会派、市民連合、そして田中健候補予定者が署名し、共に戦うことを確認した。
平野幹事長は「衆院静岡４区補欠選挙で野党統一候補として、田中健さんが各党・会派のみなさんのご協力を得て、決まったことに大変うれしく思い、感謝している。わが党の静岡県連が田中健さんを推薦してきた中で、共産党、立憲民主党など各党のご尽力をいただいた。補選に向けて結束した体制で、勝利を導いていきたい。良い結果を出すために、国民民主党としても全力を尽くして頑張っていきたい」と補選への意気込みを語った。
田中健・候補予定者は「安倍政権や与党の長期政権によるゆがみやひづみが生まれる中で、何とか野党が統一して、この流れをストップする、または流れを変えていくという思いで活動してきた。今日お集りの各党や会派のみなさんのご尽力をいただき、感謝しかない。これからは『静岡から世の中を変える』大きな戦いになる。大変厳しい戦いになると思うが、野党と市民と連携して、必ず結果を出していきたい。先頭に立ってがんばっていきたい」と決意を表明した。
田中健氏（右から4番目）擁立の共同記者会見 平野博文幹事長（右から2番目）
衆議院静岡県第4区選出議員補欠選挙における候補者の推薦について