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 平野博文幹事長は17日午後、国会内で開催された与野党幹事長・書記局長会談に出席した。会談には原口一博国対委員長が陪席した。

 与野党幹事長・書記局長会談に先立ち、国民民主党、立憲民主党、共産党、社会民主党、社会保障を立て直す国民会議の幹事長らが会談し、新型コロナウイルス感染拡大が国民生活、経済に深刻な影響を及ぼし、東日本大震災に匹敵する国難であり、与野党を超えた対応が必要であるとの認識を共有し、与党に対し(1)東日本大震災の際に設置された「各党・政府震災対策合同会議」を参考に野党の意見、国民の声を政府与党に伝えて協議する会議の設置(2)医療機関で必要なマスクや防護服など医療器材の確保(3)PCR検査の充実のみならず検査実施数の拡大(4)生活困窮者、子育て世帯、フリーランスなどへ生活を守るための給付の実施(5)中小事業者等への資金繰り支援(6)経済対策として大胆な財政措置――を与党に申し入れることで一致した。

 与野党会談では、野党側から6項目について申し入れた。会談終了後、平野幹事長は記者団の取材に応じ、「野党の提案を申し入れたところ、自民党の二階幹事長から、このような国難に対して与野党はなく、野党から提案は有難いとの発言があった。会談では、政府と各党・各会派が参加する協議体を設置することで一致し、どういう形でいつ開催するかは国対間で調整することになった。

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記者団の取材に応じる平野博文幹事長