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 平野博文幹事長と原口一博国対委員長は17日午後、国会内で開催された野党4党1会派による幹事長・書記局長会談に出席した。会談では、同日午前中の衆院議長に対する会期延長の申し入れ、議院運営委員会への「第201回常会について194日間の会期延長を求める動議」の提出などの経過を受け、対応を協議した。

 会談後、平野幹事長は記者団に、「野党が提出した会期延長を求める動議は否決されたが、国民にとって、閉会中も国会がしっかり働いていることが大事だという野党の主張に与党が理解を示した。与党から閉会中といえども、委員会の審議をおこなう枠組みに向けて協議する提案があり、われわれとしては一定の評価をした。新型コロナ対策に関連する委員会等で衆参、少なくとも週に1回は審議すべきだと考えているが、委員会開催の具体的な方式については与野党国対間で協議し、詰めることになった。新型コロナの諸課題に対応する政府・与野党連絡協議会についても引き続き定期的に開催することを求めていくことにした。また、野党が求めてきた予算委員会集中審議も開催を改めて求めていくことで一致した。こうしたことを踏まえ、結果的に内閣不信任決議案の提出は見送ることになった」と報告した。