国民民主党は9日、最後となる両院議員総会を東京都内のホテルで開いた。合併新党設立に向けた取り組みについての報告を確認するとともに、合併新党に参加できない議員への対応として政党分割提案を賛同多数で可決した。
冒頭、玉木雄一郎代表は、国民民主党が2日後に解党を控えていることから、これまで支援してくれた全ての人々に対して謝意を表明した。今後については、「更なる大きな固まりに向けて、消費者、生活者、納税者、働く者のために私たちは、やるべきことをやっていく」と決意を表明した。
平野博文幹事長より、立憲民主党等との合併新党の設立について、149人の議員が入党することになり、10日に代表・党名選挙、15日に新党設立大会が開催されるとの報告があり、承認された。また、合併新党に参加できない議員への対応に関して、14人の議員から分党の申し出があり、分党協議会を設置し検討を重ね、資産の分割・分与を含む政党分割案が提案され、承認された。
閉会にあたって柳田稔両院議員総会長は、「各人が別の道を歩むことになった。一番必要なことは、何としても勝ち上がってもらうこと。この世界は継続が一番の力だ。勝ち上がって、ここに集っている皆さんの考えがさらに前に進むよう一緒になって頑張っていければと心から祈念する」とあいさつした。