大塚耕平共同代表は国民民主党北海道設立大会前日の13日、北海道・札幌市内で道連代表の徳永エリ参院議員、同副代表の山岡達丸衆院議員(北海道9区)、同幹事長の平賀貴幸網走市議、篠田江里子、小川直人両札幌市議らと街頭演説を行い、西日本を中心に大きな被害をもたらした豪雨災害支援の募金を呼びかけるとともに、国民民主党が目指す方向について訴えた。
大塚代表は「豪雨災害では西日本を中心に多くの皆さんがお亡くなりになった。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災者の皆さんにお見舞いを申し上げる。本日は募金活動をさせていただいているので゛お気持ちを寄せていただき、被害者の皆さんにお届けしたい」と訴えた。また、国民民主党関係者が被災地に入りボランティア活動に参加させてもらうことにしたことにも言及した。
国民民主党が目指す政治についても訴え、「国民民主党の『国民』には国民民主党は国民生活の向上、国民経済の発展、国民主権を守る」という思いを込めたと述べ、その実現のために結党したと語った。「正直な政治、偏らない政治、現実的な政治を実践する新しい国民政党になる」という結党宣言の内容を紹介し、国民生活の課題を解決する政治集団として力を尽くしていくと述べた。「政治には緊張感が必要だ。国民の皆さんの生命と財産を守る現内閣がたるんでいるようならば、国民の皆さんの選択で政権を代えることができるよう、つねに政権交代可能な政党となることを目指す。それがわれわれの義務だ」「国民の皆さんが政府を、政権を選ぶことができる政治を実現するために、仲間の野党としっかり協力して、新しい政党として次の政権交代の基盤をつくる中核となるべく活動していく」と訴えた。
徳永道連代表は、国民民主党北海道連と立憲民主党北海道連が立憲主義・民主主義と道民生活を守るため、連合北海道や北海道農民政治力会議と連携し、「民主連絡調整会議」を設立して統一自治体選挙と知事選、参院選挙に向けた相互協力・支援協定を行うことを確認したことを紹介。「一つでも多く野党の議席を増やしていく。安倍1強の国会を変えていく。安倍政権のごう慢な政治を変えていくためには野党が議席を増やさなければならない。だから国民民主党と立憲民主党は連携し、決して対抗馬としてぶつかり合うことはしない。連携してしっかりがんばっていく」と語った。
また、参院本会議で可決した参院の総定数を6増やす自民党の参院選挙制度改正法案について「党利党略だ」と指摘し、合区で立候補できなくなる自分たちの仲間の議員を救済するためのあきれる内容だとして、こうした自民党の横暴を止めていくためにも国民民主党への支援を広げてほしいと求めた。
山岡道連副代表は「北海道の地域経済はやはり厳しいものがある」との認識を示し、「そうした意味で地域の目線をもった政党が必要という思いのもとで国民民主党は取り組みを重ねている」と訴えた。東京一極集中の政治の流れを変えていくことが必要だと説き、「国民民主党は地域の声を受け止め、政治の流れを変えていきたい」と語った。
西日本の豪雨災害に関しては「被災して困り果てている皆さまに北海道から札幌から、思いを届けさせていただきたい。その思いのなかでこの場をお借りして義援金のお願いをさせていただいている」と繰り返し訴え、協力を呼びかけた。
平賀道連幹事長は「国民民主党はこの北海道からしっかりと未来を見つめ、子どもたち、若者、そして地域で暮らす一人ひとりの笑顔をしっかりと守る政党として政策を軸に、情熱と行動力を持ちながらがんばっていく。皆さんの暮らしをしっかりと守る政治を取り戻すための取り組みを重ねていく」と力を込めて訴えた。