【北海道】「参院選では2議席獲得を」北海道設立大会で大塚共同代表

 大塚耕平代表は14日、札幌市内で開催された国民民主党北海道総支部連合会設立大会と大会セレモニーに出席した。国民民主党北海道連と立憲民主党北海道連が立憲主義・民主主義と道民生活を守るため、連合北海道や北海道農民政治力会議と連携し、「民主連絡調整会議」を設立して統一自治体選挙と知事選、参院選挙に向けた相互協力・支援協定を行うことを確認したこと(4軸体制)に言及。来年の参院選について「北海道の4軸体制で可能であれば3人区で2人取るように協力してほしい」と呼びかけた。

 設立大会の冒頭、西日本を中心に大きな被害をもたらした豪雨災害の被災者に対して出席者全員で黙とうした。大会議案のひとつとして、代表に徳永エリ(参院北海道選挙区)、代表代行兼副代表に松木謙公(衆院北海道2区)、副代表に山岡達丸(衆院北海道9区)、星野高志(北海道議・札幌市東区)、小川直人(札幌市議・厚別区)、幹事長に平賀貴幸(網走市議)、副幹事長に小田中稔(室蘭市議)、米田登美子(登別市議)、甲斐覚(第2区総支部)、大磯扶三彦(第1区総支部)、選対本部長に三津丈夫(北海道議・帯広市)、政策調査委員長に松井雅宏(苫小牧市議)、常任幹事に篠田江里子(札幌市議会・東区)、千葉智人とする新役員人事が了承された。新役員は大会後のセレモニーで各自決意を語った。

大会セレモニーで新役員がそれぞれ決意を語った。

大会後のセレモニーで新役員が参加者を前にそれぞれ決意を語った。

 大会のあいさつで大塚代表は、「国民民主党北海道連が正式にスタートした。これでほぼ全国組織が整ったので、これから活動を本格化させていく。今の日本の政治、安倍政権では民主主義の危機を招くと思っているので、民主主義を守る、質を高めるためにしっかり国民民主党が活動していく」と語った。

 47都道府県でそれぞれに地域事情が異なり、地域組織の構造が違うとの認識を示し、「これから次の政権交代を目指すには野党勢力は、それぞれ47都道府県で地域に応じた勢力の結集を図っていく必要がある。北海道にはぜひ北海道モデルをつくっていただきたい。道連のスタートに先立って4軸体制が立ち上がっているので、北海道では4軸体制を基軸とした北海道モデルを徳永代表のもとでつくっていってほしい」と期待感を示した。

 統一自治体選については野党の議席増を期待したいと述べ、参院選への対応については「3人区で過半数を獲得するには野党の協力と結集が必要。これがあれば3人区でも過半数を取れるだけの潜在的な可能性は大いにある。だからこそ北海道モデルをつくってもらいたい」と語った。北海道開拓使長官・黒田清隆が北海道開拓使顧問として招いた米国農政長官のホーレス・ケプロンが残した「雪は作物を豊かにする。雪の下には未来がある。」という一節も紹介。厳しい時期だが未来のために力を尽くそうと呼びかけた。

 大会セレモニーで道連代表としてあいさつに立った徳永参院議員は、「やっと北海道でも国民民主党を本日設立した」と述べ、「小さな出発だが立憲民主党の仲間たちと力を合わせて北海道はひとつという思いで頑張っていく」と語った。安倍1強体制の下で政治への不信感がどんどん高まっているとし、「不信感を払しょくし政治への信頼を取り戻さなければならない。まずはこの北海道で心合わせ、力合わせをしていく」と語った。

大会の最後に副代表の山岡達丸衆院議員の音頭で役員一同でガンバローを三唱。

大会の最後に副代表の山岡達丸衆院議員の音頭で役員一同でガンバロウ3唱。