大塚耕平代表は31日午前、関西地区を拠点に若年層の政治参加の促進を理念に掲げて活動する学生NPO法人Mielkaのメンバーを党本部に迎え、意見交換を行った。同団体は、関西を中心に、高等学校等の授業においてシチズンシップ教育や主権者教育を実施している。

 意見交換で学生から「若者が政治への意識を高めていくにはどうすれば良いか?」と質問を受けた大塚代表は、「まず、若者の政治への意識の低さというのはいつの時代でも言われることで、私の学生時代にも言われていた。だから、言われること自体は心配しなくていい」と発言。そのうえで、自身の学生時代よりも現在は漠然とした不安が大きくあるように思うとの認識を示し、それを踏まえたうえで学生の皆さんへの期待として、「『民主主義とは何か』を若者に伝えるのは非常に難しい。何が正しくて何が正義かということは、人によって考え方がさまざまである。だから、議論を行うにあたっては、あらゆる事実を公開・共有しながら時間の許す限り熟議を尽くすべきだ。そうして決まった事には従うけれども、それでもなおかつ権力を抑制的に運用できるような国であれば、若者に限らず皆が抱える不安や問題なども一歩ずつ良い方向に向かうと思う。本来の民主主義の姿をより実現できる国にするために、われわれも努力するので、学生の皆さんも一緒に取り組んでもらいたい」と求め、エールを送った。

 最後に学生から、国民民主党が進めている中道改革路線について感想を求められた大塚代表は「中道政党として良いスタートを切ったと思う。中道とは人の言うことを頭から否定するなということであり、まさに民主主義そのものだからだ」と述べた。

■NPO法人Mielka ウェブサイト

予定していた時間を超えて熱心な議論が続いた

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「ついつい講義みたいになってしまう」と言いながら熱く語る大塚代表

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意見交換会後に記者会見ボードの前で記念撮影!

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