国民民主党の参院会派である国民民主党・新緑風会の議員会長選出選挙が9日午前に告示された。立候補受付の終了後、増子輝彦選挙管理委員会委員長が記者団に、大塚耕平現会長のほかに立候補の届け出がなかった旨を説明した。このため選挙は実施されず、11日の参院議員総会で承認されれば大塚現会長の再選が決まる。任期は11日からの3年間。

 記者団の取材に応じた大塚参院議員会長は、まず無投票再選見込みとなったことについての受け止めと抱負を尋ねられると「引き続き野党が与党としっかり対峙して、国民の皆さんの負託に応えられるように会派の運営をしていきたい」と語った。

 再来週にも開かれるとされる臨時国会にどのように臨むのか聞かれると「まずはこの新内閣。いろいろ問題も抱えているし、課題もあるので、それらの問題・課題をしっかりと議論ができる国会、そして生産的に、野党の言うことを与党がしっかりと受け入れる土壌を作る国会にしなければならない」と語った。

 立憲民主党との協力については、「これは去年、私が代表を引き受けた時から野党間の結集が必要だと呼びかけており、今は代表代行という立場でもあるので、引き続き参院会長に選出された場合には、院内の会派いずれにも連携・結束を呼び掛けていきたい」と答えた。

 参院会派の役員人事については、現時点では「白紙状態だ」と回答した。