奥野総一郎財務局長、矢田わか子参院議員は24日、
最初に党兵庫県連を訪問し、向山好一県連代表をはじめ自治体議員らと、来年の統一地方自治体選挙・参院選に向けての取り組みや、党支持率拡大を目的とした広報戦略を主なテーマとして、意見交換会を行った。
三宮センター街で行われた街頭演説で奥野財務局長は、与党が数の論理で押し切る現在の政治状況の危うさを指摘した。そのうえで外国人労働者問題に触れ、同様の問題に直面したドイツの状況なども例に挙げ、衆院法務委員会で審議入りした外国人労働者の受け入れを拡大する入管法等の改正案の審議について「なし崩しに法案の可決を急ぐことなく、一つ一つの法案を国民が十分に理解し、納得できるようにさらなる議論を交わすべきだ」と訴えた。
矢田参院議員は毎年膨れ上がる日本の借金問題に触れ、「そのツケを次世代を担う若者だけに負担をさせるのではなく、私たち自身がこの問題に向き合い、新しい答えを模索していかなくてはならない」と語った。そして、「現実的な政策、偏らない政策、右でも左でもなく偽りのない正直な政治を行っていく」と、中道政治を標榜する国民民主党の在り方を述べた。
奥野・矢田両議員は県連所属議員らとともに神戸フルーツ・フラワーパーク(神戸市北区)内にあるJA兵庫六甲が運営する最先端園芸施設「ゆめファーム兵庫六甲」の視察も行った。同施設は「平成26年度強い農業づくり交付金事業」の対象施設であり、競争力のある農業を目指すための先進的な農業技術や経営モデルの実証と農業後継者や新規就農者への指導育成などのバックアップを主な目的としている。その取り組みについて説明を受けた。