矢田事務局長は「労働組合の役員として、あらゆる担当をしたが、たった一つ、政治担当だけは、なぜか女性がやることはなかった。正直、政治に対して関心はなく、組合として応援はしたが、自分は関係ないと思っていた」と冒頭で発言。しかし、組合活動を通じて、会社の中だけではどうしても実現できない制度の壁に突き当たり、「暮らしを変えるため、私たちの政策を実現する手段」として、政治家になることを決意したと語った。その上で、国民民主党について「ものづくりにかかわる民間企業出身の議員が多くいる、極めて現実的な政党だ。国会で審議される法案の多くは賛成だが、これはちょっとまずいだろう、という法案も出てくる。その法案を止める方法が他の野党と違い、私たちは採決の席に着いて反対を表明する。他の野党は席に着かないので、記録に残らない。世の中に欠陥だらけの商品は出せない。国会で生み出す法律に欠陥があるのであれば、欠陥があるから気を付けてくださいという付帯決議も付けなければならない」と、しんどい思いもしながら現実的な対応をしていることを紹介した。