刑法性犯罪規定の見直しに向けて意見交換を行った

 党政調第一部会(内閣・法務・憲法・外務・防衛)と男女共同参画推進本部は5日、刑法性犯罪規定の改正について、一般社団法人Springロビイングチームの皆さんとの意見交換会を開催した。徳永エリ男女共同参画推進本部長のもとに、ロビイングチームの皆さんが要請に来られた際に、少人数で意見交換する場を設けてはどうかとの提案があり、実現したもの。徳永本部長のほか、源馬謙太郎衆院法務委理事、小宮山泰子代議士会長、矢田わか子男女共同参画推進本部事務局長、伊藤孝恵、西岡秀子両同本部事務局次長が参加した。

 性犯罪の無罪判決が続いたことを受けて、暴行・脅迫や抗拒不能の認定など、現在は運用に委ねられている部分に何らかの基準を設けること、「不同意性交等罪」の創設等、被害の実態を踏まえて、刑法のさらなる見直しが必要であるとの要望があった。社会的抗拒不能について、性交同意年齢の引き上げや性教育について、加害者の更生教育について、セクシュアル・コンセント(性的同意)の啓発活動について等、忌憚のない意見交換が行われた。