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 舟山康江参院国会対策委員長と田名部匡代参院農林水産委員会理事は17日、国会内で記者会見を開いた。2015年10月に漁業に関する規制緩和を提案した業者と水産庁に対して国家戦略特区ワーキンググループがヒアリングを開催したことを当初否定していたにも関わらず、一転、内閣府が開催を明らかにした問題を受けたもの。このヒアリング開催についての議事録等の資料の提出を求めても十分な公表がされないことから、漁業法改正が公正に行われたことを確認するため農林水産委員会の開会要求を農林水産委員長宛にしたことが報告された。

 田名部理事は、「一部の人たちが利益を分け合うようなことになっていないのかどうか、きちんと確認しないといけない」と強調。

 舟山参院国対委員長は、「2015年10月が端緒。始まりのヒアリングを隠しているのは看過できない」と政府の姿勢を強く批判し、この案件が非常に大きい問題であると説明した。

PDF「農林水産委員会開会要求」農林水産委員会開会要求