表参道での街頭演説

 18日、参院東京選挙区から立候補している水野素子(みずの・もとこ)公認候補は、伊藤孝恵参院議員や自治体議員らとともに、都内各所で街頭演説や練り歩きを行い、有権者に自らへの支持を訴えた。

 外苑前交差点付近で行った街頭演説会で、応援弁士としてマイクを握った伊藤参院議員。水野候補が勤務先のJAXAで25年間、法律の専門家として働き、国際宇宙ステーションについてロシアや米国との交渉も担ってきたことに触れ、「国会には、こういう人はいないんです。日本が国際的に立ち遅れている宇宙開発の分野での政策を進められる、特別な、特別な候補」と水野候補を紹介。

水野候補と応援弁士としてマイクを握る伊藤参院議員

水野候補と応援弁士としてマイクを握る伊藤参院議員

 続いてマイクを握った水野候補は、日本がこの20年間、科学技術予算や教育予算を増やしていないことを取り上げ、「これでどうやって日本が技術大国として勝ち続けることができるのか」と現在の政府の政策に強く疑問を投げかけた。そして「先輩がつくって下さった技術大国日本。霞が関の縦割りの中で、ビジネスチャンスをたくさん失ってきた日本を私は見てきた」と、科学技術行政にかかわってきた自らの経験を振り返った。続けて水野候補は、「縦割り行政や前例主義ではもう世界に対抗することはできない。日本の豊かな生活の維持のためにも、日本の競争力を強化するためのビジョンをしっかりと政府に提案していく。イノベーションを起こす国、日本。わくわくするような技術と人を大切にしながら、世界で挑戦する元気な国、稼げる国を取り戻したい」と、自らの抱負を訴えた。

自らの政策を訴える水野候補

自らの政策を訴える水野候補

 2人の小学生の母親でもあり、2カ月前には子育てしながら通勤する普通の働くお母さんでもあった水野候補。自分が立候補した動機について、「この日本は、私たちが立て直さないと子どもたちが危ないと感じたから」と語った。そして「今、日本はたくさんの借金を抱えるという現実に直面している。その日本は、バンバンと高いお金を出して戦闘機を買い、子どもたちに借金を負わせてしまう。水野素子は、市民の笑顔を守る政治を、子どもたちの笑顔を守る政治を取り戻したい」「東京選挙区の候補者の中で働きながら子育てをした候補者は私だけ。市民のための政治、借金をしない政治を取り戻そうではありませんか」と訴えた。

 その後、表参道駅付近まで、地元自治体議員や選挙スタッフらとともに練り歩きながら、有権者との握手を重ねた。

練り歩きをしながら有権者と握手する水野候補

練り歩きをしながら有権者と握手する水野候補

練り歩き

選挙スタッフらと練り歩く水野候補