岸本選対委員長と乃木涼介候補

 岸本周平選挙対策委員長は19日、参院神奈川県選挙区から国民民主党公認で立候補した乃木涼介(のぎ・りょうすけ)候補の応援のため、登戸駅で街頭演説を行った。

 「国民民主党は、なんでも反対する政党ではなく、エネルギー政策や外交安全保障はあくまでも現実的に、また、LGBTのような心の問題はリベラルに寄り添っていく改革中道政党であり、その政党から乃木涼介候補は立候補し、全力で大きな壁にチャレンジしている」。岸本選対委員長は、力強く訴えた。

 安倍総理が、増税するなら国会議員の数を減らすと約束したにもかかわらず、10月からの増税を前に自分たちの党利党略のために参院の議席を6つも増やしたことや、政権維持のために日本銀行や年金基金を使って株価操作をしたことを挙げ、岸本選対委員長は、「こんな乱暴な政治には、何としてもブレーキをかけなければならない」「『今だけ、金だけ、自分だけ』の乱暴な政治にブレーキをかけるのは、乃木涼介候補しかいない」と支持を訴えた。

握手で有権者に支持を訴える乃木候補

握手で有権者に支持を訴える乃木候補

 乃木涼介候補は、この選挙が、「日本の政治はこのままでいいのか、日本の未来に希望はあるのか、安倍1強政治のままでいいのか、を問うものだ」とし、子どもの7人に1人、シングルマザーの8割以上が貧困で、格差が広がっている現状に触れ、「安倍政治は一体誰のためにあるのか」と疑問を呈した。消費税率引き上げについては、「企業が儲けても働く人の給与には反映されず、消費も減っているような今のデフレ期に増税をするというのは、世界的にもありえないことで、今は増税のタイミングではない」と断じた。

 「政治は強い人たちのためにあるわけじゃない。弱い立場の人たちのためにこそある。なにより、その格差を政治で埋めて国民の暮らしを守りたい」と、乃木候補は自身の決意を表明し、聴衆に支持を訴えた。