国民民主党岩手県総支部連合会は17日、旧自由党との合流後初めてとなる臨時大会を開催し、小沢一郎衆院議員を県連代表に選出した。大会であいさつした古川元久代表代行は、「『平成の政権交代』それは小沢先生の地元であるこの岩手から始まったといっても過言ではない。『令和の政権交代』をもう一度この岩手から、国民民主党岩手県連を中心にして実現する、そののろしを上げて頂きたい」と祝辞を述べた。
来賓としてあいさつした達増拓也岩手県知事も「新体制と言っても、県議会ではすでに一体となって第一会派の機軸を構成して頂いており、台風19号の被害にもしっかりと対応できている。そして夏の参院選、知事選、県議選と、すでに皆さんと戦い、勝利を勝ち取ることができた。この岩手から新しい政治をつくり、日本を変える。その歩みを岩手県民の皆さんと一緒に進めていくことを心から念願をし、お祝い申し上げたい」とエールを送った。
臨時大会では、協議事項として(1)新役員の選任(2)2019年度予算案(3)党員・サポーターの募集――が提案され、いずれも承認された。新役員として代表に小沢衆院議員が就いたほか、髙橋元県議が代表代行に、木戸口英司参院議員と横澤高徳参院議員が副代表に就任。幹事長は軽石義則県議が続投し、政調会長には岩渕誠県議が就任した。
新県連代表に就いた小沢一郎衆院議員は、「今の政権は、権力の私物化、権力の濫用を全く平気な顔をしてやっている。日本社会の劣化を、ある意味、安倍総理自身が進めている。国民の皆さんの信頼や期待に応える受け皿をつくらなければならない。岩手県のため、国民のために、政治家としての最後の使命として、もう一度政権交代を実現して参りたい」とあいさつした。