第22回全国シェルターシンポジウム2019(主催:NPO法人全国女性シェルターネット)が8日、都内で開催され、国民民主党を代表して、矢田わか子男女共同参画推進本部事務局長が参加した。
矢田事務局長は、若年女性の性的搾取の問題について、「パパ活が話題になっているが、背景をしっかりと考えていかなければならない。母子家庭や単身女性の相対的貧困率が40%を超え、貧困状態になる女性が増えている。就学・就労への公的支援の充実、最低賃金の引き上げ、非正規労働ではなく正規で働ける世の中を目指していく」とした。婦人保護事業については、「ヒト、モノ、カネ、どれも足りていない」と断じ、「売春防止法の運用による今までの制度の延長ではなく、時代に見合った法整備を急がなければならない。生きていくだけでも大変な子がたくさんいる。このような中で、性暴力被害者を支援するワンストップセンターの役割が、より大きくなっていくにもかかわらず、センターの予算が十分ではないことは問題である。野党も指摘していくが、皆さま方と一緒に声を上げていかないと変わらない」と訴えた。