矢田わか子男女共同参画推進本部事務局長(参院議員)は15日、都内で行われた一般財団法人WINWIN設立20周年記念シンポジウムに参加し、「女性が輝く社会に」をテーマに行われたパネルディスカッションで女性の声を政治に届けることの重要性を再確認するとともに、懇親会冒頭であいさつした。
同法人は国会及び地方議会に女性議員を増加させることをはじめ、社会のあらゆる場面において女性リーダーを増やし、女性の社会進出を促進することにより、社会が発展し、変化することを目的として設立され行動を続けている。
あいさつで矢田議員は企業で30年間働いた自らの経験を語り、「会社の中でも女性が役付者になり、管理職になっていくことの難しさを体験してきた。人事部門で女性の職域拡大や、女性の管理職登用などの仕事を中心に取り組んできた」と述べた。その後はまさしく男社会の労働組合を経たうえで、3年前に参院議員となり最も遅れているのは政治の世界であると実感したと語るとともに、「政治分野における男女共同参画推進法」が成立した2018年5月16日、参院内閣委員会筆頭理事として、衆院では叶わなかった付帯決議をつけるために与野党議員を説得したことを報告。
その内容は(1)内閣や総務省に対する現状確認を求めること(2)社会への意識啓発を怠らずに行うこと(3)女性の活躍に向け国会や地方議会で両立できる環境整備を行うこと(4)女性議員を育てるための人材育成――の4つだと解説した。
そのうえで3年後をめどに、超党派議連の事務局長として、この法律をより良いものに改正していくことに力を注ぎたいと語り、「皆さんのアドバイスをいただきながら改正に向けて頑張ります」と表明した。
なお、シンポジウムでは党務のために出席できなかった玉木雄一郎代表の祝電も読み上げられた。玉木代表は「長年に渡り、女性の政治参画をめざし、多くの女性政治家を誕生させるだけでなく、政治への関心を高め、なおかつ、政治分野における男女共同参画推進法成立への道筋をつけられたことに心から敬意を表します」と同法人の取り組みに敬意を表し、「国民民主党としては赤松先生と WIN WINの活動をしっかり受け止め、男女共同参画推進本部における活動をさらに強化し、女性の候補者を増やし、ジェンダー平等の政策を推し進めていく覚悟です」とするメッセージを寄せた。
赤松代表理事をはじめ、女性リーダーを増やし、女性の社会進出の促進を目指し取り組んでいる皆さんと記念撮影。円より子都連顧問、2019参院選党公認候補の水野もとこさんも参加