平和記念式典に参列
米国の原爆投下から73年となる「広島原爆の日」を迎えた6日、広島市内の平和記念公園で「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(平和記念式典)」が開かれ、国内外からの5万人の参列者とともに大塚耕平共同代表は、原爆死没者への慰霊と世界平和への祈りを捧げた。
同じく平和記念公園内で開かれた「広島県動員学徒等原爆死没者追悼式」では、党の広島県連代表の森本真治参院議員らとともに献花。同市内のホテルで広島県原爆被害者団体協議会(広島被団協)が主催した「原爆死没者追悼慰霊式」では、国民民主党を代表し、平和創造への決意を示した。
平和記念式典で松井一実市長は、平和宣言の中で、人類は歴史を忘れ、あるいは直視することを止(や)めたとき、再び重大な過ちを犯すと指摘し、「だからこそ私たちは『ヒロシマ』を『継続』して語り伝えなければならない」と訴えた。
そして世界の政治指導者に向けて「核兵器禁止条約を核兵器のない世界への一里塚とするための取り組みを進めていただきたい」と要請。日本政府には、核兵器禁止条約の発効に向けた流れの中で「国際社会が核兵器のない世界の実現に向けた対話と協調を進める」役割を果たすよう求めた。
子ども代表の森下碧さん、新開美織さんは、「平和をつくることは、難しいことではない。私たちは無力ではない」と訴えたうえで、苦しみや憎しみを乗り越え、平和な未来をつくろうと懸命に生きてきた広島の人々の平和への思い、73年前の事実、被爆者の思いをつないでいく伝承者になることを誓った。
豪雨災害の被災地視察
一連の平和記念行事を終えた後に大塚共同代表は、党広島県連の森本真治代表、塩村文夏3区総支部長らとともに、7月の豪雨災害の現状と復旧状況を把握するために広島県副知事、広島商工会議所専務理事、広島県議会副議長を相次いで訪問し、現況について説明を受けるとともに、被害の大きかった三原市内の被災地を回った。