「全三菱自動車・三菱ふそう労働組合連合会」第39期政策研修会

 大塚耕平代表代行は24日、都内で開催された「全三菱自動車・三菱ふそう労働組合連合会」の政策制度研修会に出席し、「国民民主党の取り組みと政治情勢」をテーマに講演を行った。

 大塚代表代行は「皆さまの給与から引かれている税と社会保険料はすべて国会で決まっている。会社の業績は会社の自助努力という方もいるが、外交や為替一つで大きく変わる。ましてや介護保険料は自治体によって金額が違う。皆さまの生活と政治は切っても切り離せない。したがって皆さまの代表者を国会に送る必要がある」と切り出し、「憲法は9条改正ばかり唱えられがちだが、最も大事なことは『国民が主権者』であること、皆さまが選挙で代表者を選ぶことが出来るということだ。わが国の歴史は2000年、国会が出来て129年、普通選挙になって72年、政権交代が可能な小選挙区制が導入されて22年、国民が政府を選ぶことが出来る、他の先進国に引けを取らない選挙が行われた2009年からまだ9年しかたっていない」と説明し、「日本の民主主義はまだまだ発展途上にあるなかで、主たる納税者として国を支えていただいている皆さまには、ともに民主主義の発展のために、一緒になって汗をかいていただきたい」と述べた。

 また国民民主党について、「私たちは『改革中道政党』を掲げて国民民主党を設立した。中道とは真ん中という意味ではなく、仏教哲学でいう、協議を尽くして中正な立場をとることで、まさしく民主主義そのものだ。今の政治に足りない、『正直な政治』『偏らない政治』『現実的な政治』を追求し、目の前にある問題を現実的に解決していく政党だ」と説明し、来年の統一地方自治体選挙や参院選挙、とりわけ自動車総連の代表である「いそざき哲二」参院議員への支援を訴えた。

 「全三菱自動車・三菱ふそう労働組合連合会」の研修会は2日間にわたって開催され、約120人が参加。自動車総連の組織内議員以外の国会議員が講師として招かれたのは今回が初めてだという。