「野党が連携して大きな固まりとなり女性議員増を」Qの会で徳永男女共同参画推進本部長

　クオータ制を推進する会（以下「Ｑの会」）による「議席の半分に女性を！！」院内集会が、昨年５月２３日に施行された「政治分野における男女共同参画推進法」の１周年記念日にあたる２３日に開催され、国民民主党からは徳永エリ男女共同参画推進本部長、小宮山泰子代議士会長・西岡秀子衆院議員が参加した。

小宮山代議士会長

　はじめに、小宮山議員がマイクを握り、「国民民主党は『新しい答え。』をタグラインに掲げ、活動をしているが、その『新しい答え。』をつくるには、新しい視点が必要だ」と述べた。そのうえで、諸外国に比べ、日本の女性議員比率・女性の政治参加が少ないことの理由として、（１）現選挙制度において、女性が政治活動を行うには経済的に弱いこと（２）女性自身が社会の中で様々な選択肢が増えたため、政治という道を選ばなくなったことーを挙げた。小宮山議員は（１）について、「国民民主党は女性新人候補者に対し、手厚い支援金制度（ＷＳ基金）を設けている。女性候補者比率３０％の数値目標に向けて、全力で取り組んでいく」と訴えた。（２）については、「女性の社会進出において、多様性や選択肢が広がったことは大変喜ばしいことであり、女性の政治活動を含めたあらゆる活動を後押ししたい」と述べた。

　また、統一自治体選の総括と参院選の女性候補擁立状況などを各政党から報告をする場が設けられ、党を代表して徳永本部長が登壇した。徳永本部長は、先の統一選の擁立人数と当選結果を述べたうえで、「国民民主党全体としては、厳しい状況の中でも、各メディアなどで報じられたような惨敗や大幅減といった状況ではなく、かなり踏みとどまった印象だ」と語り、総じて党内でも女性当選比率が高かったことを報告した。続けて、今年の夏に行われる参院選の女性公認予定者の比率などを述べたうえで、昨日、参院選東京都選挙区公認内定候補予定者に決まった水野素子（みずの・もとこ）氏と、参院選比例代表公認内定候補予定者の円より子元参議院議員を紹介した。