愛玩動物看護師法案

 党動物愛護・動物福祉ワーキングチームの小宮山泰子座長(衆院議員)らが27日、学校法人ヤマザキ学園を訪れ、ペット看護師を国家資格化する「愛玩動物看護師法案」制定をめぐり、(社)日本動物看護職協会・動物看護師国家資格化推進委員会委員長である同学園の山﨑薫理事長と意見交換を行った。

 動物病院や教育機関、企業などで動物の看護に携わる従事者に一定の技術、教育・知識等の保持を認定するため、これまで民間の機構が統一試験や資格認定の付与を行ってきた。2018年4月現在、認定動物看護師の登録者数は約2万人おり、全国で活躍している。「愛玩動物看護師法案」は動物看護師を国家資格として位置付け、より社会に貢献していくとともに、これまで従事できなかった獣医師による診療の補助を行えるようにするもので、現在、動物愛護管理法改正案と同様に、超党派の議員連盟での調整を経て、各党での検討が進められている。

 山﨑理事長は、この法案が検討されていることが新聞等で報じられて以降、学校への問い合わせが増えていると話し、今後も動物看護師が飼い主と動物医療・産業界とをつなぐ役割を果たし、国家資格となれば、それを踏まえてしっかりと活動したいと述べた。これに応じて小宮山座長からは、法案の成立実現をめざす立場から、現在の衆院環境委員会の状況について説明し、意見交換を行った。その後、学園に併設する施設を見学した。

 今回の訪問には小宮山座長のほか、舟山康江、伊藤孝恵の両参院議員が参加した。

会議模様

(社)日本動物看護職協会役員と意見交換

視察模様

施設内見学をする小宮山議員、舟山議員、伊藤議員