参院選長野県選挙区で国民民主党公認で立候補した現職の羽田雄一郎候補は21日、5期目の当選を確実とした。長野市内で開票報告会を行った羽田議員は、「国民生活の向上そして豊かな社会を子どもたちにつなぎたい」と語った。
羽田議員は、選挙戦を通して、「政権はアベノミクスが成功したようなことを言っている。しかし実感がない。実感がないことを国民の皆さんに理解していただき、自分たちの生活をしっかりと見て投票に行っていただきたいという思いを何とか信州・長野県の中で、市民の皆さんに広げ、4野党結束して多くの皆さんにお支えいただいて今日勝利ができた」と当選の弁を述べた。
選挙戦を通じて掲げてきた「子どもたちの未来のための政治の実現」については、「いま一番の不安は年金問題」と述べ、年金をはじめとする社会保障をしっかりと整備し、安心感を持ってもらうことで子どもたちのチャレンジ精神が生まれてくると説明。老後の安心を確保することが若い人たちのチャレンジ精神を育てると主張した。
5期目にあたっての抱負として、「野党が一つにならなければいけない」と述べ、「野党の皆さんとどこまで協力できるか、その先頭に立ちたい」と意気込みを語った。